不倫発覚1
さっそく、今回の経緯から書いていきたいと思います。長いです。
忘れもしない、2018年5月24日の18時頃。
突然、登録されていない携帯番号から着信がありました。その時は職場のデスクで残業を始めようとしてました。
私はあまり登録されていない番号からの着信には出ないようにしています。迷惑電話やセールスの電話であることが多いし、本当に知人の電話なら留守電や別の方法で連絡してくるはずだからです。
ただその時は、旅行直後や披露宴関係でたくさんの人とやり取りしていたので、その電話を取ることにしました。
相手「〇〇さん(私の名前)の電話ですか。」
私 「そうです。」
相手「あなたの奥さん、▲▲(妻の名前)ですよね?」
私 「・・・」
相手「あなたの奥さん、不倫してますよ。」
私 「私は◇◇(不倫相手の奥さん)と言います、あな」
この時の私は、「最近の迷惑電話は手が込んでるなあ」と思ったのと同時に、私たち夫婦の名前や関係が知られていることに驚きと恐怖を感じ、電話を途中で切ってしまいました。
その電話の後、すぐに妻にLINEでこのように送りました。すると、このようなやり取りをすることになりました。
私「▲▲、この番号から俺らの名前と関係言った上で迷惑電話来たから気を付けて」
妻「留守電やった?」
私「いや、直接電話やった」
妻「今電話出来る?」
この時の私は、まさか不倫が事実などとは全く、一切思っていなかったので、会社の共用スペースで電話をかけました。
私「どうしたの?」
妻「電話の内容、どんなだった?」
私「いやビックリしたわ。俺らの名前も出たし、不倫って話で・・すぐ切ったけど」
「迷惑電話のまとめサイトみたいなんも見たけど載ってないし」
妻「・・ごめんなさい。それ、ほんまの話」
私「ほんまの話って?」
妻「不倫ってこと・・」
周りの音が一切聞こえなくなり、自分の息も止まり、心臓が激しく鼓動しているのが分かりました。何も声が出なくなったのですが、とりあえず静かで誰もいない所に行かなければ、と思い応接室に入り鍵を閉めました。
応接室のソファに座り、ようやく会話を再開出来ました。
私「ごめん・・どういうこと」
妻「ごめんなさい。不倫してたってこと・・あなたにかかってきた電話は不倫相手の奥さんから。」
私「その・・ごめん、意味が分からない。そうだったとして、俺の電話番号を向こうはなぜ知ってるの?」
妻「私が伝えてしまった・・教えろって凄まれて」
私「そっか・・・。ちょっと、直接話せるかな。すぐに近いうちに」
妻「うん・・土曜日は?土曜日の午前に奥さんと話すかもしれないから、その後になるけど」
私「わかった。また連絡する。」
私は関西で、妻は東北に住んでいます。付き合った時から遠距離恋愛で、今年中に妻が関西に異動してくることになっていました。
この時私は、妻の言ったことを信じることは出来ませんでした。ただ、こんな手の込んだフェイクを行う理由が全く見当たらない以上、これは事実と捉えるしかなく、激しく動揺しました。
この日から、食事は出来なくなりました。ゼリーやヨーグルトでしのぎながら、数日を過ごしました。気力がなくなっていっていることが分かりました。仕事もはかどらず、何もできなかったです。
ただ、これが事実だったとして、その事実に対応するために何が必要かをかろうじで調べることはしました。とりあえず、妻と直接話す時に言質は取ったほうがいいという情報から、見つかりにくい形状のボイスレコーダーを購入しました。